『接筵』に新メニュー「佛跳牆」スープが登場、との噂。 例によってtaniguchiさんが宴会を段取ってくれましたっ(感謝) 今回は、福建の家庭料理と「佛跳牆」を食べたい!というリクエストをしています。 詳しくは2001年4月掲示板をご覧ください。 前菜(クラゲと胡瓜の和え物、蒸し鶏、筍の青海苔、 インゲンの肉味噌、牛タン薫製、叉焼) のっけから華やか! 大勢で食べる中華料理らしい盛付で、宴会らしいですね。 今回は2階の和室を8名で借りきっての宴会でしたが、 インテリアの地味さにくらべ(失礼)華やかな料理が続きます。 青海苔をまとった前菜は、筍ではなくてマコモダケだったような気もします。 佛跳牆(フカヒレ、大根、貝柱、冬磨A牛蒡などの壷蒸しスープ) 噂の豪華壷蒸しスープ、「佛跳牆」(ふっちょうたん、とHANAKOにルビが)。 一人にひとつずつ、鼓(つづみ)を模したアツアツの器に 豪華食材目白押し!の香りのよいスープがたっぷり。おいしーい。 単品で頼むと4000円だそうですが、結構ボリュームがあるので これ一品+ちょっとした料理を注文すれば満足した気分になれそう! もちろん私達は、もっともっと食べ続けましたけどね。 百花炸蟹拑(カニ爪のフライ)&威化紙包蝦(エビの紙包み揚げ) ちょっと一休み?一般的には高価な一品でしょうが、 今さら、という意見が続々と。 今回は何がでてくるのか事前に聞いていませんでしたので このあとどんな料理が出てくるのか 心配になりました、、、が、杞憂でした。 このあと嬉しい誤算が続きますので乞うご期待! 粉絲龍蝦[保/火](伊勢海老の春雨土鍋) イセエビの美味しいエキスを吸い込んだ春雨を 美味しくいただきました。 上ミノとセロリの炒めユリの花の蕾添え おお。これは美しい!しかも美味しい。 内蔵モノをこんな風に美しく食べさせてもらえると 女性にはきっとウケますね? 飾り付けられていたユリ(カンゾウ)の蕾がとても美味しくて、 なんだか得した気分になりました。 中華街では「金針菜」といって、カンゾウの蕾を干したものは通年 買うことが出来ますが、生のものを入手できるとは。 福建海苔と蟶(マテガイ)・鶉揚げ卵の炒め煮 これぞ福建省のお惣菜っぽい料理。 「まってました!」と歓声があがりました。 『接筵』では福建料理もかなり上品な味付けになっているので 福建独特の調味料「酸筍」のえぐさがもう少し欲しいとの意見もちらほら。 これだけの料理を出してもらえることがわかっただけでも大収穫!との意見もちらほら。 鮑(あわび)・海鼠(なまこ)・筍のとろみ煮 見てとおり、お醤油ベースの高級乾物煮込みです。 器も色々工夫されているんですよね。 清蒸石斑(今日は老鼠斑<ネズミハタ>の蒸し物、白髪葱・香菜のせ) 一同狂喜乱舞! 美しい斑点模様の巨大な魚がネズミハタであることを確認し、 もっとビックリ。 香港で珍重されているハタの中でも最高のものと聞いていましたので、 日本でこれほど立派なネズミハタを食する機会に 恵まれるとはとてもラッキー。(おおげさか?) もちろん、すごく美味しかった!残った汁を白いご飯にかけて食べて 二度満足。幸せすぎー 福建式炒飯(高菜と細切り豚肉入りスープかけチャーハン) もうなんだっていいっ なんていったら失礼ですね・・・ちゃんと書こう。 高菜がポイントのスープかけチャーハンです。 五目野菜のあんかけスープとかではなくて、とてもシンプルな 組合わせに好感が持てます!美しい料理って好きだな。 高菜の塩気が強いので、一人前を食べきるのはしんどいように 思いましたが大人数でシェアして食べる宴会にはヨロシイのではないでしょうか。 私はそのまえに蒸し魚のスープをかけた白いご飯で満足しきって いましたので、あまり食べられなかったです・・・ 杏仁豆腐(ひとかたまり杏仁豆腐フルーツのせ) ふるふるの生クリームっぽい杏仁豆腐は、パンナコッタとかババロアみたい。 中華らしくないけれどすごく美味しくて、最近は中華街でもひと味工夫した 杏仁豆腐を出してくれるお店があるのだなぁと思いました。 勉強しているんですね。